世界の歴史的な記念物、文化遺産および遺跡の保存に関わる専門家の国際的な非政府組織、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)。日本の会員様を対象とした国内委員会研究会が主催する「音と香りと文化財に関する研究会」にて、サウンドスケープの鳥越けい子先生とともに小泉が「匂い風景(セントスケープ)と文化財」と題してお話しさせて頂きました。鳥越先生のお話しとの共通点も多く、音と香り、という無形の空間価値が、有形の文化財をめぐる新たな資源や価値を考える際の手がかりになる可能性を感じる研究科でした。聴講者とのQ&Aのやりとりも活発で、文化財の価値評価への考え方に一石を投じることができたようです。みなさまの関心の高さにこれからの発展を期待します。