福岡県糸島市で開催される、糸島国際芸術祭2018「糸島芸農 マレビトの通り道」にて画家の片山雅史先生と代表がSOWというユニットを組んで作品を制作、展示を行いました。作品名は「思い出の缶詰め」。代表は、作品に興味を持ってくださった糸島にお住まいの高齢者の方おひとりおひとりに現地にてインタビューをさせていただき、それぞれの思い出の香りを探し出すところからスタート。東京に帰ってきてからヒアリングしたイメージの香りを制作し、その方だけの「思い出の缶詰め」に閉じ込めました。現地でのインタビューに同席された片山先生は、ヒアリングした思い出のシーンをその方専用の缶詰の側面デザインに描いてくださり、世界にひとつの「思い出の缶詰」が完成です。まるで玉手箱のように、開けると記憶の中の香りが現実に立ちのぼり、作品に触れた方にはふっと笑顔があらわれる…。香りによって若い頃の懐かしく温かい記憶を再現するお手伝いをさせて頂きました。今を生きる力をほんの少しだけ後押ししてくれるような、そんな作品になればと願います。