江戸時代の大名庭園に用いられた作庭手法を受け継ぎ、明治期を代表する回遊式の林泉庭園として完成。東京都の名勝にも指定されている「清澄庭園」。2011年、2012年には、「深川あかりつむぎ」(演出:焔光景デザイン)のコンセプトのもとに秋のライトアップが実施されました。焔光景デザインの原田社長からセントスケープにご相談いただき、視覚だけのライトアップでなく「香り」の演出を行うことにより「香り風景」を創り出そうということに。セントスケープではどの場所でどんな風にどんな香りを演出するかを総合的にプロデュースし、香料の制作、庭園への装置の設営を担当。また、園内の香り風景マップも作成して配布しました。作り出したのは、控えめな光の演出に相応しい、風景に溶け込むようなしっとりとした香り風景。ご来場の皆様には自身の嗅覚を意識することで感じ取る新しい庭園体験が好評をいただき、2年目にはリピーターの方もいらっしゃいました。